朱肉とスタンプって実は別のものって知ってた?

朱肉とスタンプは全く別物です!

 

ハンコを押すときに使う物として思い浮かぶのが朱肉とスタンプ台ですが、同じような使い方をしても実は全く別物だということをご存知でしょうか?

 

朱色の色目が若干違うというだけではないのです。ですから、もし手元に朱肉が無かったとしても、印鑑を押すのにスタンプ台を代用したり、逆にゴム印を押すのに朱肉を使ったりするのは絶対にやめてください。

 

印鑑もスタンプもそれぞれの特性に合ったものを使わなければ印面が傷んでしまいます。
きちんと違いを理解して、印鑑やゴム印を少しでも長持ちさせるような使い方をしましょう。

 

朱肉とスタンプどこが違うの?

 

昔ながらの印泥や練り朱肉であれば見た目からしてスタンプ台のインクと違うということがわかりますが、最近はスポンジ朱肉を使うことが多いため、その違いが分かっていないという人も少なくないようです。
しかし、朱肉とスタンプはそもそもの成分が違いますから、間違えないようにしましょう。

 

朱肉はベースとなる素材に顔料で色づけをし、油を加えて粘度を整えたものであるため、油分が多いという点が1つポイントになります。
また、朱肉は印鑑の印影を長く保たせることを第一の目的としていますから、色が変わりにくい高級な顔料を使用している点にも特徴があります。

 

更に、印材を傷めないように植物性の油脂を用いて、印面に乗り易い粘度になるよう工夫されているのもスタンプ台との大きな違いです。

 

一方、スタンプ台は押した印影の質を長く保持することよりも、押した後にインクが少しでも速く乾くことをメインに考えて作られています。
そのため、紙にしみこみやすいように粒子の細かい顔料が使われている点に特徴があります。

 

また、スタンプ台を用いるのが一般的にゴム製のスタンプ印であることを考慮し、油に弱いゴムに影響を与えにくい成分でインクが作られています。
ですから、スタンプ台の代わりに油分の多い朱肉を付けてしまうとゴム製のスタンプは劣化が進んでしまうというわけです。

 

印鑑もスタンプも、それぞれに材質に合ったものを使うようにしなければならないというのはそのような違いがあるからなのです。